2011年7月29日金曜日

ブレークスルーの形はいろいろですが…


みなさん、今日もブログをチェックしてくださってありがとうございます!
”出遅れた副代表”ことブレークスルーキャンプ運営事務局副代表の小俣剛貴(@goooooki)です。

さて、今回書きたい事はふたつあって、ひとつは「僕たちの世代でやってやろう」ということ、もうひとつは「このコミュニティを大事にしよう」ということです。

■僕たちの世代でやってやろう

最近よく、なんでブレークスルーキャンプの運営なんかやってるの?と言われます。実は僕も時々参加者がうらやましくて堪らなくなる時はあるんですが、それでもやはり事務局として活動することの方が最終的な達成感はあると思っています。なぜ事務局を?というところを言うと、答えは本当に「僕たちの世代でやってやろうじゃないか。」というところに尽きます。

近年はソーシャルメディアとふたつのスマートフォンOSが普及し、年齢に関係なくサービス/アプリを生み出せる時代になりました。今までだったら事業をスケールさせていくことには基本的に大きなコストがかかりましたが、サービス設計が巧みであればユーザーがサービスを広げていってくれる環境が整いつつあります。その意味ではこの分野は必ずしも初期投資はいらず、アイディアとサービスの設計で勝負ができるシンプルかつ平等なマーケットです。


前提としてこの環境の変化があって、その中で「ゆとり」だとか、「教育の失敗」だとか言われてきた世代が衰弱した日本を盛りたてていけたらすごくクールなんじゃないか?と僕は思うんですね。幸いなことにWondershake の鈴木君やlabitの鶴田君など、同世代で既にすばらしいサービスを生み出している良き前例もあります。そして、彼らに追いつき追い越すにはこのタイミングしかないでしょう。

ですので、参加者の皆さんには世界中で使われるサービスを絶対に生み出して欲しいし、そのための環境づくりやお手伝いは事務局として全力でサポートしていきたいと思っています。そして、東日本大震災から立ち上がるためのエンジンとしてこのブレークスルーキャンプが少しでも機能してくれたらもう言うことはありません。最高です。

■ブレークスルーキャンプで育まれるコミュニティ

ソーシャルメディアが普及してからまたひとつ大きく変わった事がコミュニティのあり方ですね。そんなこともあり、たった2ヶ月という期間ではありますが、同じ屋根の下で開発をし続けている参加者のみなさんがお互いを助けあえるコミュニティを形成してくれることを祈っています。このリアルな場で接触する間のコミュニケーションがキャンプ終了後のコミュニティの運営の質を決めると思います。

考えてみれば、日本の同世代でトップクラスと言える開発・企画能力を持った人々が70余名も集結してコミュニティを形成するチャンスはこのブレークスルーキャンプ以外にはあり得ません。参加者のみなさんの将来の姿を想像するだけでもワクワクしますし、それだけにそれぞれが相互に強固に繋がって生まれる世界を想像するとなお胸は高鳴ります。

ですから、キャンプを通じて良いサービスを生み出すだけでなく、キャンプ終了後に良いコミュニティとして成立し、お互いを支え合える存在にお互いがなれるようにコミュニケーションを設計していくのも事務局の努めだと思っています。なので、個人的にはこの写真の存在はコミュニティが育まれている証拠だと思ってとても気に入っています(笑)



まだ始まったばかりで手探りな状況が続くブレークスルーキャンプですが、参加者のみなさんがサービスに対してかける思いと同じように、事務局メンバーがこのキャンプの運営に賭ける思いはとても強いと思っています。

残り40余日、もっともっと世界を意識して参加者の皆さんと一緒に事務局も進んでいこうと思います。
みなさん、今後ともよろしくお願いします!

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