ブレークスルーキャンプ事務局副代表の小俣です。
昨日9月19日、ついにブレークスルーキャンプが決勝を迎え、2ヶ月に渡る開発キャンプにピリオドが打たれました。
■決勝プレゼンのご報告
審査員にMOVIDA JAPAN 孫泰蔵様、AppBank代表 村井智建様、プロフェッショナル コネクター 勝屋久様、マイクロソフト ディベロップメント 代表取締役 加治佐俊一様、TechWave副編集長 増田真樹様、そしてブレークスルーキャンプ事務局よりブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクター赤羽雄二を審査員としてお迎えし、各チーム5分間のプレゼンテーション、2分間の質疑応答を以て順位を決定しました。
すでにウェブ上で結果がかなり伝播されているかと思いますが、改めてブレークスルーキャンプ運営事務局より結果をご報告させて頂きます。
ブレークスルーキャンプ2011Summer決勝プレゼン
優勝 “Facematch” 合田チーム
準優勝 “engraph” 高橋チーム
3位 “Mutl” 高瀬チーム
3位 “I’m free!” 中山チーム
MS特別賞 “Tegal Stock” 杉山チーム
入賞したチームに限らず、どのチームも本当に素晴らしい成果でした。あくまで審査の結果としてこのような順位となりましたが、あくまでイベントの一区切りとして、このような形で順位を付けねばならなかったというだけです。
■ブレークスルーキャンプを振り返って
僕がこのブレークスルーキャンプの一番好きなところ。
それは「順位が本当にひとつの指標でしかない」ということです。
ビジネスコンテストの講評などでもよく言いますよね。
「順位はあくまで順位で…」と。
しかし、ビジネスコンテストではもちろんその最終審査のためにプランを組んできたわけで、そこで結果がでなければその後に続くことなどほとんどないと言ってよいと思います。
しかし、ブレークスルーキャンプは違います。
参加者全員が自分たちのサービスをリリースし、それからどう戦っていくのか?
このサービスリリース後の戦いこそ、ブレークスルーキャンプ参加者にとっての本当の主戦場であり、審査で優勝できなかったチームが世界的なヒットを記録するサービスとなる可能性も大いにあります。
そうなれば、今回贈呈された賞品など本当に微々たるもので、そういった意味では順位を気にせず、サービスをより良くしていくためのトライを続けてくれることを切に願います。
(そんなことを僕が言わずとも参加者のみなさんは開発が好きで、自分のサービスを愛している人しかいないことは承知しておりますが…)
■ブレークスルーキャンプの今後のはなし
ここまでの話を端的に述べると、出場者にとっての本当の審査員は一般の人々、ユーザーたち、ということです。僕達がどれだけ愛情を注いで、特別な思い入れを持っていたとしてもいざマーケットに出れば単なるひとつのアプリでしかありません。
もしかしたら「この2ヶ月はなんだったんだ…?」と思ってしまうほど簡単にはね除けられてしまうサービスが殆どかもしれません。世界に出やすくなったということは逆により多くの潜在的な競合と戦っていかねばならなくなったということを示しています。
しかし、決勝プレゼン後の懇親会で代表の遠藤がこのようなことを言いました。
「どんなに経っても、一生、みなさんのサービスを応援し続けます。事務局はずっとずっとみなさんのサービスの最高のファンです―。」
彼がどういうつもりでこの言葉を発したのかはわかりませんが、僕はこう解釈しました。
ブレークスルーキャンプはウェブサービスやアプリで日本から世界へ飛び立つための開発及びマーケティングのプラットフォームを目指すのだ、ということです。
2ヶ月間のキャンプがウェブサービスの構築及び拡大という観点からどのように機能したのかということを軽く振り返ってみます。
当初荒削りだったアイディアは参加者同士やメンターとのディスカッションによって日々ブラッシュアップされていきました。また、開発のノウハウに関してはすべて石井さんや浅見さんを筆頭に社会人スタッフ、また外部からの特別講師の皆様によって提供される環境がありました。
これら2点によって、サービスの設計と技術的なレベルに関してはかなり高い水準が保たれていました。
■みんなで集まって声を上げることで生まれるパワー、世界へ向けて。
そして、ここからが今回のキャンプで可能性の一端を感じた点。それはサービスローンチ後の拡大にキャンプ全体のコミュニティで寄与するということです。
①キャンプにお越しくださったメディア・インフルエンサーの方々による認知拡大
②キャンプの期間を通じて力をつけたブレークスルーキャンプのメディアを利用した認知の拡大
③参加者同士で生み出すバズ
主に以上の3点をより効果的に設計し、育て上げていくことで、ブレークスルーキャンプというコミュニティ全体でサービスローンチ後のスタートダッシュを支援できるのではないかという可能性を感じたのです。
大事なのは「みんなで集まり、一斉に発信する」ということ。これを仕組みとして設計するのは本当に難しいことです。しかし、ブレークスルーキャンプならできる、2ヶ月間を通じそう感じました。
ですから、今回の参加者はもちろん、スタッフ、メンター、そしてゲストとしてお越しくださった方々から構成されるブレークスルーキャンプコミュニティを常に熱く、熱く保ち、みんなで「これを応援しよう!」というものを育て上げ、作り上げ、世界に向けて一斉に声を上げて見せつける。
これを繰り返していく中で、世界的なサービスをひとつでも多く生み出すのがブレークスルーキャンプのひとつの完成形であり、ミッションであると思っています。そして最終的にはTech CrunchのDisruptのようなブランド力を付け、日本発世界的サービスをひとつでも多く育てていければ事務局一同としては至高の喜びです。
まだあくまで、小俣個人として、というレベルではありますが、この最後の点、「コミュニティとしてサービス拡大に貢献できるシステムの構築」を目指し、今後もブレークスルーキャンプに関わっていきたいと思います。
最後になりましたが、ブレークスルーキャンプをご支援くださいましたスポンサーの皆様、ゲストとしてお越しくださいました皆様、また頼りない学生事務局をご支援くださいました社会人スタッフ、参加者の皆様にこの場をお借りし、心から感謝申し上げます。
小俣剛貴
運営事務局 副代表
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Breakthrough Camp 2011
2011年9月22日木曜日
2011年9月18日日曜日
予選プレゼン大会イベントレポート
Facebook ページ担当の菅原敬です。よろしくおねがいします!
ブレークスルーキャンプ2011 Summer もいよいよ佳境に差し掛かってまいりました。
9月15日に開催された予選プレゼン大会の様子をお伝えしたいと思います。
予選プレゼン大会は本キャンプ参加23チームのうち、
19日に開催される決勝プレゼン大会に出場する6~10チームを選出する
非常に重要なイベントです。
参加している23チーム全てがプレゼンを行い、実装の進捗度合い、
ターゲットが明確に定まっているか、事業としての成功の見込み、
アプリ・サービスのポテンシャルなどから審査員が厳正に審査します。
午後7時半ばから各チームのプレゼンが行われ、
懇親会、結果発表を終えたのは夜10時を回ったころという
非常に白熱したイベントとなりました。
決勝まで残ったチームのプロジェクトを簡単にご紹介します。
■市川チーム
独自の味覚診断アルゴリズムに基づき、
味覚の近いユーザーをグループとして扱い、
利用者の好みに合わせたグルメ情報を提供する "Pocket Menu"
■大西チーム
ジェスチャーによる新たな言語とそのデータベースを構築する、
世界中で共通したコミュニケーションを目指す "MIRAI GENGO"
■亀井チーム
道端にある「気づき」情報を共有・財産化して利用する
ソーシャルマッピングサービス "道の葉"
■高瀬チーム
"Hot" と "Like" という評価軸を導入し、
ユーザーにとって重要な情報を得る、
見たいツイートを見逃さない唯一の Twitter クライアント "Mutl"
■合田チーム
Facebook で気になる人同士を互いにマッチングし、
両思いの人々を探すサービス "facematch"
■渋谷チーム
気軽にみんなをお誘いするソーシャルアプリ "wannapp"
■白鳥チーム
国際特許出願済みの手話キーボードをを利用した
web上の手話データベース構築サービス "SLinto Dictionary"
■高橋チーム
高校生チームである高橋チームが紹介したのは
ソーシャル時代を見据えた新たな電話帳アプリ "engraph"
■田中チーム
Cool、Cute 等6つの評価軸を取り入れ、
コーディネイトの評価をランキングなどで表すサービス "Youtfit"
■平光チーム
ユーザーが好みの服や靴を選択する事で
ブランドのインタレストグラフを得ることができ、
自分のファッションを客観的に捕らえられる "iBrand"
■中山チーム
暇をもてあます学生をターゲットとして、
その時間を有効に活用する事を目指したソーシャルサービス "I'm free!"
■呂チーム
拡散力を強みとして世界中の面白画像への
アクセシビリティを向上させるサービス "Pics Battle"
以上12チームが19日の決勝プレゼンに参加します!
ここに紹介できたのは全体の半分だけですが、
実際は甲乙つけがたい熱意あるプロジェクトばかりでした。
そのため決勝プレゼン大会では、上記以外のチームにも
ライトニングトークとして簡単な発表の場を設けることが決定されました!
その決勝プレゼン大会の様子は Ustream でもお送りする予定です。
2ヶ月という本来なら決して短くは無い時間が矢の如く過ぎ去り、
ブレークスルーキャンプもいよいよクライマックスです。
最終プレゼンの9月19日がキャンプの終わりではなく、
世界を変えるサービスの始まりの日になれば幸いです。
菅原敬
運営事務局 Facebook ページ担当
facebook| twitter
ブレークスルーキャンプ2011 Summer もいよいよ佳境に差し掛かってまいりました。
9月15日に開催された予選プレゼン大会の様子をお伝えしたいと思います。
予選プレゼン大会は本キャンプ参加23チームのうち、
19日に開催される決勝プレゼン大会に出場する6~10チームを選出する
非常に重要なイベントです。
参加している23チーム全てがプレゼンを行い、実装の進捗度合い、
ターゲットが明確に定まっているか、事業としての成功の見込み、
アプリ・サービスのポテンシャルなどから審査員が厳正に審査します。
午後7時半ばから各チームのプレゼンが行われ、
懇親会、結果発表を終えたのは夜10時を回ったころという
非常に白熱したイベントとなりました。
決勝まで残ったチームのプロジェクトを簡単にご紹介します。
■市川チーム
独自の味覚診断アルゴリズムに基づき、
味覚の近いユーザーをグループとして扱い、
利用者の好みに合わせたグルメ情報を提供する "Pocket Menu"
■大西チーム
ジェスチャーによる新たな言語とそのデータベースを構築する、
世界中で共通したコミュニケーションを目指す "MIRAI GENGO"
■亀井チーム
道端にある「気づき」情報を共有・財産化して利用する
ソーシャルマッピングサービス "道の葉"
■高瀬チーム
"Hot" と "Like" という評価軸を導入し、
ユーザーにとって重要な情報を得る、
見たいツイートを見逃さない唯一の Twitter クライアント "Mutl"
■合田チーム
Facebook で気になる人同士を互いにマッチングし、
両思いの人々を探すサービス "facematch"
■渋谷チーム
気軽にみんなをお誘いするソーシャルアプリ "wannapp"
■白鳥チーム
国際特許出願済みの手話キーボードをを利用した
web上の手話データベース構築サービス "SLinto Dictionary"
■高橋チーム
高校生チームである高橋チームが紹介したのは
ソーシャル時代を見据えた新たな電話帳アプリ "engraph"
■田中チーム
Cool、Cute 等6つの評価軸を取り入れ、
コーディネイトの評価をランキングなどで表すサービス "Youtfit"
■平光チーム
ユーザーが好みの服や靴を選択する事で
ブランドのインタレストグラフを得ることができ、
自分のファッションを客観的に捕らえられる "iBrand"
■中山チーム
暇をもてあます学生をターゲットとして、
その時間を有効に活用する事を目指したソーシャルサービス "I'm free!"
■呂チーム
拡散力を強みとして世界中の面白画像への
アクセシビリティを向上させるサービス "Pics Battle"
以上12チームが19日の決勝プレゼンに参加します!
ここに紹介できたのは全体の半分だけですが、
実際は甲乙つけがたい熱意あるプロジェクトばかりでした。
そのため決勝プレゼン大会では、上記以外のチームにも
ライトニングトークとして簡単な発表の場を設けることが決定されました!
その決勝プレゼン大会の様子は Ustream でもお送りする予定です。
2ヶ月という本来なら決して短くは無い時間が矢の如く過ぎ去り、
ブレークスルーキャンプもいよいよクライマックスです。
最終プレゼンの9月19日がキャンプの終わりではなく、
世界を変えるサービスの始まりの日になれば幸いです。
菅原敬
運営事務局 Facebook ページ担当
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2011年9月14日水曜日
「セカイカメラ」 井口さんの講演
こんにちは、運営事務局で宿泊施設を担当している金瑞香です。
第8回目のブレークスルーキャンプミーティングに「セカイカメラ」で知られる頓知ドットの井口さんをお招きしました。 井口さんはアメリカの某イベントで大爆笑を誘うプレゼンテーションをされるなど、現在シリコンバレーで最も高い評価を得ている日本人の一人です。プレゼンテーションでの質疑応答の長さは史上最長。なんと未だにその記録は破られていないとか…。
そんな日本を代表する井口さんは、キャンプ参加者にどのようなお話を聞かせてくれるのでしょうか。
*その様子はこちらのURLから観ることができます
http://www.youtube.com/watch?v=HbcO46ELZ7A
1.世界を変えるために大切なこと
井口さんは自身のインサイトストリーを語ってくれました。会場のスライドには以下のような文字が映し出されました。
"I want to do!"
"I can change the world"
"I can do!"
これは井口さんがゴールデントライアングルと呼んでいるものです。
「自分がやりたいと思ったことが行動の原点にあって、次にそれが自分の力で実現可能なのかを考えなければならない。そして、その行動で世界を変えれると信じ貫くことができるかできないか。」
あの有名な「セカイカメラ」というサービスもこの3つのゴールデントライアングルから生まれました。井口さんはどうしたら個人のもつ情報を可視化できるのかということを考えARを使った「セカイカメラ」というアプリを開発しました。
2.いつも出発点は「why」
そしてもうひとつこの井口さんのお話の中で印象に残ったのが、ゴールデンサークルと呼ばれる考え方です。
これはTEDで世界を変えてきた人間たちがいかに物事に向き合ってきたかを図にしたものです。普通の人の考え方というのはWhat→How→Whyという順番で物事を考えがちになります。しかし、本当に世界を変えるようなサービスを提供するにはWhy→How→Whatで考えなければなりません。そうする事で「why」という問題提議に共感した人が集まり、より多くの人が惹きつけられるサービスや製品を創っていくことが可能となるのです。
「自分の執念というか確信を持っていると、ストーリーが自然と出来るので、ストレートかつシンプルに伝える事が出来る。」
「なんのために会社をやっているのか、何のためにこの製品を作っているのか、そこの価値観がはっきりしていないと世界で戦っていくのは厳しい。」
3.3.11とITのこれから
最後に井口さんは、今年3月にあった大震災の時のお話をしてくださいました。その時井口さんは、アメリカで大切なプレゼンテーションを控えていました。映像を通じてみる日本は想像以上の被害でした。そして井口さんは、その日の予定をすべて取りやめて日本への募金活動へと動き出しました。
「もしかしたらこの判断は間違っていたかもしれない。しかし、いてもたってもいられなかった。」
先ほどまで豪快にお話していた井口さんでしたが、この時は声を詰まらせまるで昨日あった出来事かの様に震災で受けたショック、そして自分達が海を越えたアメリカでどのような思いでいたのかを語ってくれました。
井口さんはこの震災にこれからどう向き合っているのでしょうか。
「日本のサービスは言語の壁があって、グローバルに使われる事が少ない。それは3.11の震災で再実感させられた。それは、結局日本にも利益をもたらさないし、困難な課題に取り組む事も出来ない。日本は、富もあるし教育レベルも文化レベルも高い。テクノロジーに対するコンフィデンスも高いし、日本のブランドは健在。私達が新しいvalueをもたらす事によって、若者ももっとvalueを生み出していく。そんなサイクルを作れないかな、と思っている。」
井口さんの熱い想いはブレークスルーキャンプの参加者どのような想いをもたらしたのでしょうか。
いよいよブレークスルーキャンプも大詰めです。井口さんに負けない強い気持ち持ち世界を変えてしまうようなアプリ・サービスが生み出される日を楽しみしていてください!
金瑞香
運営事務局 宿泊施設担当
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第8回目のブレークスルーキャンプミーティングに「セカイカメラ」で知られる頓知ドットの井口さんをお招きしました。 井口さんはアメリカの某イベントで大爆笑を誘うプレゼンテーションをされるなど、現在シリコンバレーで最も高い評価を得ている日本人の一人です。プレゼンテーションでの質疑応答の長さは史上最長。なんと未だにその記録は破られていないとか…。
そんな日本を代表する井口さんは、キャンプ参加者にどのようなお話を聞かせてくれるのでしょうか。
*その様子はこちらのURLから観ることができます
http://www.youtube.com/watch?v=HbcO46ELZ7A
1.世界を変えるために大切なこと
井口さんは自身のインサイトストリーを語ってくれました。会場のスライドには以下のような文字が映し出されました。
"I want to do!"
"I can change the world"
"I can do!"
これは井口さんがゴールデントライアングルと呼んでいるものです。
「自分がやりたいと思ったことが行動の原点にあって、次にそれが自分の力で実現可能なのかを考えなければならない。そして、その行動で世界を変えれると信じ貫くことができるかできないか。」
あの有名な「セカイカメラ」というサービスもこの3つのゴールデントライアングルから生まれました。井口さんはどうしたら個人のもつ情報を可視化できるのかということを考えARを使った「セカイカメラ」というアプリを開発しました。
2.いつも出発点は「why」
そしてもうひとつこの井口さんのお話の中で印象に残ったのが、ゴールデンサークルと呼ばれる考え方です。
これはTEDで世界を変えてきた人間たちがいかに物事に向き合ってきたかを図にしたものです。普通の人の考え方というのはWhat→How→Whyという順番で物事を考えがちになります。しかし、本当に世界を変えるようなサービスを提供するにはWhy→How→Whatで考えなければなりません。そうする事で「why」という問題提議に共感した人が集まり、より多くの人が惹きつけられるサービスや製品を創っていくことが可能となるのです。
「自分の執念というか確信を持っていると、ストーリーが自然と出来るので、ストレートかつシンプルに伝える事が出来る。」
「なんのために会社をやっているのか、何のためにこの製品を作っているのか、そこの価値観がはっきりしていないと世界で戦っていくのは厳しい。」
3.3.11とITのこれから
最後に井口さんは、今年3月にあった大震災の時のお話をしてくださいました。その時井口さんは、アメリカで大切なプレゼンテーションを控えていました。映像を通じてみる日本は想像以上の被害でした。そして井口さんは、その日の予定をすべて取りやめて日本への募金活動へと動き出しました。
「もしかしたらこの判断は間違っていたかもしれない。しかし、いてもたってもいられなかった。」
先ほどまで豪快にお話していた井口さんでしたが、この時は声を詰まらせまるで昨日あった出来事かの様に震災で受けたショック、そして自分達が海を越えたアメリカでどのような思いでいたのかを語ってくれました。
井口さんはこの震災にこれからどう向き合っているのでしょうか。
「日本のサービスは言語の壁があって、グローバルに使われる事が少ない。それは3.11の震災で再実感させられた。それは、結局日本にも利益をもたらさないし、困難な課題に取り組む事も出来ない。日本は、富もあるし教育レベルも文化レベルも高い。テクノロジーに対するコンフィデンスも高いし、日本のブランドは健在。私達が新しいvalueをもたらす事によって、若者ももっとvalueを生み出していく。そんなサイクルを作れないかな、と思っている。」
井口さんの熱い想いはブレークスルーキャンプの参加者どのような想いをもたらしたのでしょうか。
いよいよブレークスルーキャンプも大詰めです。井口さんに負けない強い気持ち持ち世界を変えてしまうようなアプリ・サービスが生み出される日を楽しみしていてください!
金瑞香
運営事務局 宿泊施設担当
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100人の4点と1人の5点
こんにちは、慶應義塾大学の長浜です。
(スタッフ業務について)
僕は主に2つの担当があります。
総務という肩書きの元で、スタッフの名簿やスケジュール管理
それと合わせて、スポンサー(主に食料)集めを行ないます。
今回はたまたまかもしれませんが、
スタッフも学生なので "サークル" "インターン" "アルバイト"
様々な理由からフルコミットのできない人がほとんどです。
そこで「誰がいつ来れるのか」を明確にする必要があります!
また、緊急連絡先なども1つにまとめなければ、
スタッフ間での円滑なコミュニケーションは達成できません。
また、本イベントは2ヶ月合宿を行います。
そして、少しでも開発に専念していただくためにはスポンサーを
募り参加者の生活環境を整える必要があります。
活動理念にご共感いただいたスポンサー企業の方に
商品をご提供いただいております。(1000食~!w)
仕事をする上では、参加者と直接交流する機会はありませんが、
イベントの根幹を支える非常に重要なパートです。
もしかすると唯一、外界との繋がりがある仕事かもしれません!
(企画について)
ところで、アプリなどを開発するにあたって、
それをビジネスとして収益をあげなければ持続することはできません。
今回のイベントを通じて感じたことは、
バリュープロポジション(提供価値)が明確になっていて、
使用ユーザーを描けているか、が鍵だと思いました。
みんな想い描くものは、100万人に使われるアプリ!かもしれません。
でも、たった1人を心底満足させることができなければ、
そんなサービスで100万人に広まることなんてないと思います。
一見、たくさんの人を満足させるためには、
いろんな人の意見を吸い上げて、反映させることが重要そうに見えます。
しかし、本当に重要なのは、
1人のユーザーが心から楽しめるアプリを開発すること
だと感じています。
そのユーザーとは、開発者自身なのかもしれません。
長浜健太
運営事務局 総務・協賛企業担当
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(スタッフ業務について)
僕は主に2つの担当があります。
総務という肩書きの元で、スタッフの名簿やスケジュール管理
それと合わせて、スポンサー(主に食料)集めを行ないます。
今回はたまたまかもしれませんが、
スタッフも学生なので "サークル" "インターン" "アルバイト"
様々な理由からフルコミットのできない人がほとんどです。
そこで「誰がいつ来れるのか」を明確にする必要があります!
また、緊急連絡先なども1つにまとめなければ、
スタッフ間での円滑なコミュニケーションは達成できません。
また、本イベントは2ヶ月合宿を行います。
そして、少しでも開発に専念していただくためにはスポンサーを
募り参加者の生活環境を整える必要があります。
活動理念にご共感いただいたスポンサー企業の方に
商品をご提供いただいております。(1000食~!w)
仕事をする上では、参加者と直接交流する機会はありませんが、
イベントの根幹を支える非常に重要なパートです。
もしかすると唯一、外界との繋がりがある仕事かもしれません!
(企画について)
ところで、アプリなどを開発するにあたって、
それをビジネスとして収益をあげなければ持続することはできません。
今回のイベントを通じて感じたことは、
バリュープロポジション(提供価値)が明確になっていて、
使用ユーザーを描けているか、が鍵だと思いました。
みんな想い描くものは、100万人に使われるアプリ!かもしれません。
でも、たった1人を心底満足させることができなければ、
そんなサービスで100万人に広まることなんてないと思います。
一見、たくさんの人を満足させるためには、
いろんな人の意見を吸い上げて、反映させることが重要そうに見えます。
しかし、本当に重要なのは、
1人のユーザーが心から楽しめるアプリを開発すること
だと感じています。
そのユーザーとは、開発者自身なのかもしれません。
長浜健太
運営事務局 総務・協賛企業担当
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2011年9月13日火曜日
BTCampのこれまでと、これから。
こんにちは!代表の@endoyumaです。
ブレークスルーキャンプもまもなく最後です。代表として2ヶ月運営させて頂いて、本当に感謝しています。この二ヶ月感じたことを、ブログにまとめさせていただきました。拙い文章ですが、目を通してもらえると嬉しいです。
【BTCampの始まり】
5月の終わりに赤羽さんとお話しし、このブレークスルーキャンプのお話を頂いたとき、学生スタッフはわずか1人、エンジニアは0でした。僕はこのキャンプをやるか、悩みました。自分がリーダーとなり引っ張っていく立場の重さと、 就活生というキャリアの岐路が迫っていたことが主な理由です。それでも、最後は理念に共感し、代表を引き受けさせていただきました。
正直に言います。始めに僕は、「50人も学生エンジニアを集める…無理じゃないか?」と思いました。2ヶ月という期間の長さ、食費補助の無さ(これは、最終的にご配慮いただきました)など、この高いハードルをクリアして応募してくれるエンジニアが本当にいるのか、不安で不安で…。参加者募集をお願いした、佐々木詩織さんと一緒に、頭を抱えながら連日議論を繰り返していました。それからの数週間は、恐ろしくハードな時間になりました。
副代表の小俣さんや広報リーダーの三野くん、総務をやってくれた長浜くんなどと共に、オフィスで話し合い、メーリングリストで共有し、なんとか50名のメンバーを集めるべく全員で頑張りました。それと同時に、事務局のスタッフを必死でリクルーティングしました。(ほとんどが僕か小俣さんの友達だったり)
そして、急ごしらえのチーム、しかし素晴らしい才能をもった人達が集まったチームを、なんとか組織にするように頑張っていました。(飲み会をやったり、焼肉をしたり。。。笑)メーリングリストでのやりとりが主で、初めてそこで顔を合わせた、なんということがあるほど、飛びこみで協力してもらったチームでした。
結果としては予想を大きく超える方々に申し込みを頂きました。むしろ、スキルの高い多くのチームを選抜することが実に難しく、悩みどころ、といった、予想外の嬉しい結果になりました。
こうして、ブレークスルーキャンプは、始まったのです。
【BTCampのこれから】
こうして始まった”BreakthroughCamp 2011 Summer”上手くいかなかったことは、いろいろありました。(単位方面では留年崖っぷちになりました><)でも、それらを全てひっくるめても、僕は本当にあの時、やるという選択が出来たことを誇りに思っています。
そして、このイベントが終わっても、もう少しブレークスルーキャンプの代表で在り続けたい、と思っています。どんな事をやるかは分かりません。けど、この理念とか、思いを、一回きりのものに終わらせたくない、という気持ちがあります。
僕は、初めてのご挨拶の日、こんなスピーチをさせて頂きました。「これからの時代は、シリコンバレーではなく日本だ、と言われるような環境を作りたい」この目標達成のために、微力ながら僕が出来ることを探していきます。
【BTCampの、9.19】
最後のプレゼンの準備に向け、我々事務局は今、頑張っています。
2ヶ月間の素晴らしい成果物を、心より待ち望みながら。
9月19日最終プレゼン、皆様とお会いできることを、心より楽しみにしております!
遠藤結万
運営事務局 代表
facebook| twitter
ブレークスルーキャンプもまもなく最後です。代表として2ヶ月運営させて頂いて、本当に感謝しています。この二ヶ月感じたことを、ブログにまとめさせていただきました。拙い文章ですが、目を通してもらえると嬉しいです。
【BTCampの始まり】
5月の終わりに赤羽さんとお話しし、このブレークスルーキャンプのお話を頂いたとき、学生スタッフはわずか1人、エンジニアは0でした。僕はこのキャンプをやるか、悩みました。自分がリーダーとなり引っ張っていく立場の重さと、 就活生というキャリアの岐路が迫っていたことが主な理由です。それでも、最後は理念に共感し、代表を引き受けさせていただきました。
正直に言います。始めに僕は、「50人も学生エンジニアを集める…無理じゃないか?」と思いました。2ヶ月という期間の長さ、食費補助の無さ(これは、最終的にご配慮いただきました)など、この高いハードルをクリアして応募してくれるエンジニアが本当にいるのか、不安で不安で…。参加者募集をお願いした、佐々木詩織さんと一緒に、頭を抱えながら連日議論を繰り返していました。それからの数週間は、恐ろしくハードな時間になりました。
副代表の小俣さんや広報リーダーの三野くん、総務をやってくれた長浜くんなどと共に、オフィスで話し合い、メーリングリストで共有し、なんとか50名のメンバーを集めるべく全員で頑張りました。それと同時に、事務局のスタッフを必死でリクルーティングしました。(ほとんどが僕か小俣さんの友達だったり)
そして、急ごしらえのチーム、しかし素晴らしい才能をもった人達が集まったチームを、なんとか組織にするように頑張っていました。(飲み会をやったり、焼肉をしたり。。。笑)メーリングリストでのやりとりが主で、初めてそこで顔を合わせた、なんということがあるほど、飛びこみで協力してもらったチームでした。
結果としては予想を大きく超える方々に申し込みを頂きました。むしろ、スキルの高い多くのチームを選抜することが実に難しく、悩みどころ、といった、予想外の嬉しい結果になりました。
こうして、ブレークスルーキャンプは、始まったのです。
【BTCampのこれから】
こうして始まった”BreakthroughCamp 2011 Summer”上手くいかなかったことは、いろいろありました。(単位方面では留年崖っぷちになりました><)でも、それらを全てひっくるめても、僕は本当にあの時、やるという選択が出来たことを誇りに思っています。
そして、このイベントが終わっても、もう少しブレークスルーキャンプの代表で在り続けたい、と思っています。どんな事をやるかは分かりません。けど、この理念とか、思いを、一回きりのものに終わらせたくない、という気持ちがあります。
僕は、初めてのご挨拶の日、こんなスピーチをさせて頂きました。「これからの時代は、シリコンバレーではなく日本だ、と言われるような環境を作りたい」この目標達成のために、微力ながら僕が出来ることを探していきます。
【BTCampの、9.19】
最後のプレゼンの準備に向け、我々事務局は今、頑張っています。
2ヶ月間の素晴らしい成果物を、心より待ち望みながら。
9月19日最終プレゼン、皆様とお会いできることを、心より楽しみにしております!
遠藤結万
運営事務局 代表
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